『マグマ ~小説国際エネルギー戦争』
今回の中越沖地震の発生で、
問題が続々発覚している原子力発電所。
そしてこの夏の猛暑による電力不足問題。
たまたまだったんだけど、タイムリーな本を読みました。
『マグマ 小説国際エネルギー戦争』。
かなり久々の読書記事。
この本も1ヶ月以上前に読み終わった本だったんだけど、
嵐ゴトが多くって
、記事アップできてませんでした~。
外資系ファンドのターンアラウンド(企業再生)部の野上妙子は、
休暇から帰ってきた時、
自分の机、部署がすべてなくなっていたことに気がついた。
問いただそうと東京支店長の元に向かったところ、
彼から、地熱発電を研究し運営する、
日本地熱開発の再建を任された。
原子力に替わるエネルギーとして、
地熱発電の潜在力や将来性、安全性を見越しての再建だという。
この裏には、
中国、インド、韓国の急速な原発建設にともない、
これらの国の核保有に恐怖を持った欧米各国が、
日本のすべての原発の閉鎖を強固に求めていたからだった。
原発の問題点とは。
地熱発電は資源を持たない日本にとって、
エネルギーを生み出す真のものに成り得るのか。
この人の小説はやっぱりおもしろいね。読みやすいし。
原子力発電の仕組みもなんとなく理解できたし。
小説で書かれている、数字のまやかしも実際ありそう。
最後の方では、
彼女と研究所の所長とのやり取りで泣かされちゃったし。
どこまで本当のことかはわからないけど、
地熱発電開発が進まない理由に、
政治や業界、官僚の思惑がからんでいたりして。
これだけ柏崎原発のもろさが浮き彫りになると、
原発がこわく感じる。
「想定外のことが起きた」って、
想定外以上のことが起きることを見越して
発電所を建設してるわけじゃないの?って。
あんなに危険なものを扱っているのに・・・。
何かあったら取り返しがつかないんだよ!
わたしたちって、
「原発やめますか? それとも今の便利な生活やめますか?」
っていう電力業界のプロパガンダに踊らされてるのかもしれない、
ってチラっと思っちゃった。
もちろん、もうこの生活はやめられないんだけど・・・。

問題が続々発覚している原子力発電所。
そしてこの夏の猛暑による電力不足問題。
たまたまだったんだけど、タイムリーな本を読みました。
『マグマ 小説国際エネルギー戦争』。
かなり久々の読書記事。
この本も1ヶ月以上前に読み終わった本だったんだけど、
嵐ゴトが多くって

外資系ファンドのターンアラウンド(企業再生)部の野上妙子は、
休暇から帰ってきた時、
自分の机、部署がすべてなくなっていたことに気がついた。
問いただそうと東京支店長の元に向かったところ、
彼から、地熱発電を研究し運営する、
日本地熱開発の再建を任された。
原子力に替わるエネルギーとして、
地熱発電の潜在力や将来性、安全性を見越しての再建だという。
この裏には、
中国、インド、韓国の急速な原発建設にともない、
これらの国の核保有に恐怖を持った欧米各国が、
日本のすべての原発の閉鎖を強固に求めていたからだった。
原発の問題点とは。
地熱発電は資源を持たない日本にとって、
エネルギーを生み出す真のものに成り得るのか。
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この人の小説はやっぱりおもしろいね。読みやすいし。
原子力発電の仕組みもなんとなく理解できたし。
小説で書かれている、数字のまやかしも実際ありそう。
最後の方では、
彼女と研究所の所長とのやり取りで泣かされちゃったし。
どこまで本当のことかはわからないけど、
地熱発電開発が進まない理由に、
政治や業界、官僚の思惑がからんでいたりして。
これだけ柏崎原発のもろさが浮き彫りになると、
原発がこわく感じる。
「想定外のことが起きた」って、
想定外以上のことが起きることを見越して
発電所を建設してるわけじゃないの?って。
あんなに危険なものを扱っているのに・・・。
何かあったら取り返しがつかないんだよ!
わたしたちって、
「原発やめますか? それとも今の便利な生活やめますか?」
っていう電力業界のプロパガンダに踊らされてるのかもしれない、
ってチラっと思っちゃった。
もちろん、もうこの生活はやめられないんだけど・・・。
真山仁原作のドラマ「ハゲタカ」。
NHK22:00~再放送中!
真山仁/朝日新聞社![]()
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