同級生が地下鉄サリン実行犯だった『さよなら、サイレント・ネイビー』

地下鉄サリン事件が起こったころ、
わたしは、ちょうど事件現場となった、
神谷町駅近辺の会社に勤務していた。

幸い、発生時間が早かったのと、
普段は使う駅じゃなかったので、
被害に遭うことはなかった。
でも、会社の女性先輩が同じ電車に乗り合わせてて、
事件に遭遇した。
かなり離れた車両だったから、すごく軽い症状だけで
済んだみたいでした。
でも警察に事情(状況)は聞かれたみたい。

でも、会社帰りは怖くて、
その日は同期の子と一緒に
地下鉄を使わずに、タクシーで帰ったことを
今でも強烈に覚えています。



さよなら、サイレント・ネイビー
地下鉄サリン事件の実行犯、豊田亨被告。
東大時代の同級生だった著者が、
友人である豊田が何故犯行にいたったのかを体験するために、
同じルートをたどって地下鉄に乗った。
学生時代の彼の姿、
“出家”直前に提出された修士論文、
旧上九一色村のサティアン跡を訪れ、
その理由を追っていく。



すごく難しい本だった。
物理学専攻なせいか、専門用語がバシバシでてくるし。
ただの普通の読みやすいノンフィクションではない。
ただね、難解な中にもほんの少しだけ何かが理解できた気もする。

こわい
麻原が一番悪い。憎いことは確か。
ただ、すべてを麻原だけのせいにして、
「くさい物にはふた」というように、
こういった状況に陥ってしまった、
こんなニセ宗教につかまってしまった信者たちの心情とか
世の中の仕組みとかには目をむけずに
そのまま忘れ去ろうとしている。
このままだと、また別の形で噴出してきそう。
第4回開高健ノンフィクション賞受賞作


伊東乾/集英社


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