劇団ひとりの『陰日向に咲く』

50万部を超えたという、
劇団ひとりの処女小説『陰日向に咲く』を読み終わりました。

ホームレスに憧れるサラリーマン、
ギャンブルにおぼれ借金をオレオレ詐欺で返そうとする駅員、
アイドルを追っかけ続けるオタク、
売れない芸人を思い続け、カレを追いつめる女、
どこか落ちこぼれている男女の悲哀のこもった小説集。



確かに、お笑い芸人の処女小説としてはうまい。
池波正太郎作品のように、
ある一編にちょこっと出ていた登場人物が次の章の主人公になっていて、
で、最終章でそのループがつながるっていうような、
ちょっとひねりが効いているところの構成がうまい。

小説自体の深みがあるかないかと言えば、
まだ描き切れていないところはいっぱいあるけど、
登場人物たちそれぞれの、
想う相手に自分の想いがまったく伝わらない、
哀れでせつない様子が伝わってきたなぁ。
2~3時間で一気に読める。


劇団ひとり/幻冬舎
陰日向に咲く

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント